キングスバーンズドリームトゥドラム

Kings Barns Dream to Dram

スコットランド ローランド

2014年に設立された新興蒸溜所。ファイフ地区は豊富な穀倉地で、この蒸留所も所有する畑から収穫される大麦を使用している。

大麦の風味を生かすため3回ではなく、2回で蒸溜する。熟成においては、1st フィルのバーボンバレル原酒を90%、ファーストフィルの赤ワインカスク(STR)原酒10%をブレンド、カスタードクリームのような甘さと生姜のスパイシーさが交互に現れる。

熟成年数
-
容量
700
度数
46
価格帯
7,000円以下
分類
シングルモルトウイスキー

ストーリー

ファイフ地方は「新興」という言葉がふさわしい場所です。スコットランドのローランドの北東部に位置する豊かな穀倉地であるファイフ地方は、近年新しい蒸溜所が建設されています。このエリアの中心地はゴルフ発祥の地と呼ばれるセント・アンドリューズですが、キングスバーンズはそこから南東に下った場所にあります。また、現在1人!で蒸溜を行っているダフトミル蒸溜所や、初めてウイスキーを造ったとされる聖職者ジョン・コーでおなじみのリンドーズ・アビーもこのファイフ地区に位置しています。

キングスバーンズ蒸溜所はボトラーズとしても最近リリースされている「ウィームス」ブランドのウィームス一家が経営に関わって以降、精力的に「ドリーム・トゥー・ドラム」という定番商品や限定品をリリースしています。ウィームス家はエジンバラ近郊にあるウィームス城の城主でワイン商としても有名で新たにウイスキービジネスに参入してきた代表的な新興蒸溜所で、地元で育成されたコンチェルト種を使用し、近くの井戸水を使用しています。

プロファイル

白ワイン

香り
若いバナナの皮。酸味のあるパイナップル、ニュースピリッツ由来の未熟感
味わい
カシスの酸味、ニュースピリッツ感、仄かにバナナ、薄めのミントティー
フィニッシュ
後味はクリアで飲みやすい、今後に期待

テイスティングコメント

若さを感じる中にもパイナップルやバナナの皮のようなニュアンスが感じられる。もう少し熟成年数が伸びていけばより骨格やハウススタイルが明確になってくると思うので今後に期待したい。カスタードクリームのような甘味とラズベリーのような酸味が交互に押し寄せてくるがクリアな味わいのため、飲みやすく仕上がっている。

オススメの飲み方

ストレート、ロック

オススメのウイスキー

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