ブラドノック10年
Bladnoch 10years
スコットランド ローランド
スコットランド・ウィグタイン町の外れに位置するこの蒸留所は年間10万リットルを条件に2000年に再稼働しました。多彩なカスクでの追熟による限定リリースが増えてきていますが、この10年がスタンダード商品。
白い花のようなニュアンスから、シトラスのフレーバーが分かりやすく立ち上がってきます。オートミールのような麦芽香、ジンジャーのスパイシーさも香り立ちます。
シルキーな滑らかさでこちらもやはりローランドを感じさせてくれる1本、生産量が少ないのでぜひ一度は試してみたい蒸溜所です。
- 熟成年数
- 10
- 容量
- 700
- 度数
- 46.7
- 価格帯
- 7,000円以下
- 分類
- シングルモルトウイスキー
ストーリー
1814年創業も1993年に閉鎖。2000年から現在のアームストロングさんによって稼働を再開しました。
現在は、様々なカスクでフィニッシュされたウイスキーがリリースされいるが、再建の際の契約上、この蒸留所を稼動することができるのは年にわずか1,2ヶ月のため、継続的な安定供給が難しい状況です。
閉鎖前のUD社(現:ディアジオ社)で製造されていた原酒が長期熟成としてリリースされていますが、その味わいにバラツキがある印象。この蒸溜所のそもそもの原酒の特徴がつかみづらいところではあります。
まずは現在リリースされている10年を味わってみてこれからの傾向をつかんでいきたいところです。
プロファイル
イエローゴールド
- 香り
- 花のアロマ、シトラス、オレンジピール
- 味わい
- 樽材、ココナッツ、麦芽の甘味
- フィニッシュ
- クリーンで繊細な味わい、ややシトラスのコントラストが鮮明に
テイスティングコメント
繊細ながらもオーク材のニュアンスも感じ、想像よりもアグレッシブでした。シトラス(レモンやライム、マンダリン)の皮の印象です。
オススメの飲み方
ストレート、ロック