クライゲラキ 13年

Craigellachie 13 years

スコットランド スペイサイド

クライゲラキ蒸溜所は、1891年創業。長年ホワイト・ホースの原酒配給先として稼働していた。バカルディ社傘下の後、ブレンデッドウイスキーのデュワーズのメイン原酒に。2005年にシングルモルトをリリース。創業者に敬意を表し、ラベルにはエドワード&マッキーと表記されている。

熟成年数
13
容量
700
度数
46
価格帯
7,000円以下
分類
シングルモルトウイスキー

ストーリー

1891年創業のクライゲラキ蒸溜所では、元グレネスク蒸溜所でオイルヒーティングによって麦芽を乾燥させている。オイル(油)を焚くことにより独特の香りが生み出され、製造工程の中で硫黄香が生成されるという。また、スピリッツの冷却に使い古したワームタブを使用しており、その影響で本来銅との接触によって除去されるはずの硫黄香が抜けきらないまま重みのある原酒が生まれる。ノンピート麦芽ながらもこのオイリーさと硫黄臭が癖になる味わいをもたらす。長年創業者のピーター・マッキーによってラガヴーリン、グレンエルギンと共に、ホワイトホースの主要原酒として知られていた。バカルディ社の傘下の後、創業者に敬意を表し、ラベルにはエドワード&マッキーと表記され2005年にシングルモルトが発売された。通常12年熟成のシングルモルトが多いなか、13年熟成なのは創業者のピーター・マッキーが変人だったため、その変人さに因み素数の13年を採用。日本では流通量がほぼないが他に17年熟成や23年熟成もリリースがありこの年数も素数だからだ。
残念ながらクライゲラキ蒸溜所は一般の見学はできない。しかし、近くにはスぺイ川とフィディック川が流れており、1814年に作られたクライゲラキ・ブリッジを眺めて、クライゲラキ・ホテルのコッパ―・ドックで1杯やるのが旅の醍醐味になるだろう。

プロファイル

オールドゴールド

香り
ほどよい硫黄香、オレンジピール、蜜飴、シトラス
味わい
屋台のリンゴ飴、マロン、白桃、パイナップルケーキ、少し金属を噛んでいるイメージ、硫黄の味わいはそれ程感じない。
フィニッシュ
スモーキーさが程よく続いていく

テイスティングコメント

【オフィシャル・テイスティングノート】
香り :熟成によって醸し出されるトロピカルフルーツの香り
味わい: 硫黄が感じられる重みのある味わい
余韻  :スモーキーさが長く続く後味

オススメの飲み方

ロック、トワイスアップ、ストレート

オススメのウイスキー

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