2021年12月のテーマ

シェリー樽の味わいと堪能する

グレンファークラス蒸溜所特集

ザ・ウイスキー・スタジオの12月はシェリー樽の味わいを堪能するために「グレンファークラス蒸溜所」を特集します。グレンファークラス蒸溜所の代表的なシングルモルトウイスキーをテイスティングしていきます。ストレートでもハイボールでも、この時期にぴったりなウイスキーをお楽しみください。

お申し込み:2021年12月25日 23時59分まで

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「シェリー樽の味わい、とはどのような味わい?」

シェリー酒の貯蔵で使用される樽を「シェリー樽」と呼び、そもそものこのお酒(シェリー酒)はスペイン南部のアンダルシア州、へレス地方で造られる酒精強化ワインです。      ここで使用されたシェリー樽の空き樽をウイスキーの生産者が購入し、ウイスキーの原酒の熟成用として再利用しています。 その際にシェリー酒が熟成していた樽の成分がウイスキー原酒にゆっくりと染み込み、深い色合いと豊潤な味わいをもたらします。

ウイスキーの熟成には他にもバーボン樽やワイン樽など様々なお酒の貯蔵用の樽を使用していますが、特にシェリー樽は味わいが深くなる傾向にあります。 シェリー樽の確保は現在どこの蒸溜所も緊急課題でシェリー酒の空樽の値段も高騰しており、ウイスキー専門の樽を期間限定で作る「シーズニング」の手法が最近の主流となりました。

「なぜシェリー樽が使用されたのか?」。 シェリー酒は酒精強化ワインのため、通常のワインと比べると腐敗しにくい傾向にあります。18世紀、海上交易が盛んな英国はスペインからそのシェリー酒の需要が高く、シェリー酒の貯蔵用の大量の空き樽が余っていました。そこに目を付けたスコットランドのウイスキー生産者が樽を購入、シェリー樽熟成のウイスキーが誕生することになったのです。

スペイン、へレス熟成庫のシェリー樽

シェリー酒と一口いっても様々なタイプがあり味わいも異なる

「グレンファークラス蒸溜所の誕生」 グレンファークラス蒸溜所が誕生したのは1836年、しかし18世紀の終わり、1791年には既に蒸溜所が描かれており、実際の稼働がもっと古かったことが分かります。密造していたかもしれません。1865年6月8日にグラント家が511ポンド19シリングで蒸溜所を購入、初代はジョン・グラントで農業を営んでおり、家畜の放牧用に購入した土地に蒸溜所が含まれていました。現在は6代目のジョージ・S・グラントがセールス・ディレクターとして大活躍、今後も目が離せない蒸溜所の一つです。

「グレンファークラス蒸溜所の製造」 グレンファークラス蒸溜所の背後にはベンリネス山が聳え立ちそこの仕込み水を使用し、また、ピートは一切焚かないノンピート麦芽で仕込みます。 発酵時間も103時間と長く、よりフルーティーな味わいを目指しています。そして、今では珍しいガスバーナーによる直火炊き蒸溜で、全部で6基の蒸溜器が稼働しています。 そして圧巻なのはシェリー樽での熟成。「オロロソシェリー」という種類のシェリー酒に使用していた空樽を30年以上前から契約しているスペインの生産者から購入しています。そして使用する頻度回数に応じて、様々な味わいを生み出しています。 現在は、約10万樽のストックをダンネージ式熟成庫で熟成、その骨太で奥深い味わいはゆっくりとスコットランドの奥地で仕上がっています。 ぜひその多彩なラインナップと楽しんでいきましょう。

1791年には蒸溜所が描かれていた

上空から見るグレンファークラス蒸溜所

グレンファークラス ヘリテージ

グレンファークラス ヘリテージにはシェリー樽の中でも、熟成において3回もしくは4回分のウイスキー熟成に使用した空き樽を使用した原酒をメインに使用している。そのため何度か使用した空樽出の熟成になるので、シェリー樽熟成ながらもライトなシェリー樽の味わいに仕上がる。まずはシェリーが苦手な方でも、ノンピートからくる麦芽由来の甘味や、ガス式の直火型蒸溜器から生成される力強い味わいをお楽しみ頂けます。
容量:700ml アルコール度数:40% 参考小売価格:オープン

グレンファークラス 10年

グレンファークラス10年はシェリーのデリケートな甘さと、ドライフルーツのようなフレーバーが心地良く調和したウイスキー。優しい味わいで飲み口もスムーズなので、シェリー樽の代表的な味わい・甘さがこのボトルに詰まっています。
【オフィシャル テイスティングコメント】
輝きのある淡いゴールドカラー。 魅惑的なシェリーの甘い香りとデリケートなスモーキー・フレーバーに ドライフルーツ、シナモン、バニラなどがバランス良く混ざり合い、深みのある味わいが長く続きます。 食前酒に最適。
容量:700ml アルコール度数:40% 参考小売価格:5,300円

グレンファークラス 105 カスクストレングス

1968年、4代目当主ジョージ・グラントが、業界初のカスクストレングスウイスキーとしてリリース。現在に至るまでグレンファークラスの看板商品として、世界中のウイスキーファンに愛されています。105とは、英国式アルコール表示で60度を意味します。驚くほどパワフルな味わいでグレンファークラスが持つ味わいの全ての要素が、この1本に凝縮されている
容量:700ml アルコール度数:40% 参考小売価格:8,500円

グレンファークラス 15年

15年熟成のハイランドモルトに最もふさわしい味わいを追求して、4代目当主が作り上げたこだわりの逸品。少し高めのアルコール度数にすることにより、シェリー樽熟成ならではの芳醇な甘みを、はっきりと感じることが出来ます。
【オフィシャル テイスティングコメント】
深みのあるアンバーゴールド。 芳醇に放たれるシェリーとピートの香り。 バタースコッチとドライフルーツのニュアンス。 シェリーの甘みと芳しいモルトフレーバーが溶けあい、最上の余韻が心地よく、そして長く続きます。 ウイスキー愛好家のためのウイスキーと言っても過言ではありません。
容量:700ml アルコール度数:46% 参考小売価格:9,800円

グレンファークラス 25年

スペイサイドモルトの1つの到達点。円みを帯びた芳醇な香り。とても滑らかなシルキーな口当たり。濃厚なダークチョコレートとビターな深煎り珈琲を合わせたような、濃厚で複雑な味わい。いつまでも続く長い余韻。リッチで重厚な味わいは食後酒に最適です。
【オフィシャル テイスティングコメント】
オレンジ、マーマレード、ハチミツ、コーヒー、ナッツ、ピートがバランス良く香りたちます。 重厚で力強い味わい。 良質のベルギー産ダークチョコレートのような後味こそグレンファークラス 25年の特徴です。
容量:700ml アルコール度数:43% 参考小売価格:25,000

グレンファークラス 185周年記念ボトル

グレンファークラス蒸留所が蒸留所創立185周年を記念して24,000本をリリースした限定ボトルです。1960年代から2010年代まで6つの年代から選び抜いた原酒を組み合わせ、グレンファークラスらしいシェリーの風味のなかに深い熟成感とフレッシュで生き生きとしたニュアンスを感じられます。
甘味、スパイス、ドライフルーツが高い次元で調和する、まさに185周年に相応しい特別ボトル。
容量:700ml アルコール度数:46% 参考小売価格:18000円

12月のウイスキーボックスお届け内容

* プラスプラン、アドバンスプランのみ
**アドバンスプランのみ

スタンダード・プランのサンプルは50ml、プラス&アドバンスプランのアイテムは20ml

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定額で毎月テーマに沿ったウイスキーボックスを送料無料でお手元にお届けします。いつでも入会・退会自由です。

スタンダードプラン

・毎月サンプルボトルを4本お届け
・初月にウイスキーノート&マップをお届け

3,980円/月(税込)

プラスプラン

・毎月サンプルボトルを5本お届け
・初月にウイスキーノートをお届け

5,500円/月(税込)

アドバンスプラン

・毎月サンプルボトルを6本お届け
・初月にウイスキーノートをお届け

6,500円/月(税込)

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