Ardbeg Distillery
Ardbeg Distillery
ウイスキーの中でも特段にスモーキーでピーティーなウイスキーを生み出すアイラ島の人気蒸溜所。創業は1815年、ジョン・マクドゥーガルによって設立、その後マクドゥーガル一家による家族経営後1973年に売却した。この時点まで自社で精麦を実施していたがその後はポートエレンに精麦工程を委託している。1981年~88年まで閉鎖、89年に再開も90年代でも稼働率は低く、95年に一時閉鎖、1997年にグレンモーレンジィ社(現モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン社)が購入した。グレンモーレンジィ社以降、精力的にノンエイジながらもコンセプチュアルなウイスキーを次々とリリース、ピート好きなウイスキードリンカーの注目の的となった。ピートの香りの指標であるフェノール値は55~65PPMで非常に高い数値である。2019年時点で第2蒸溜所を新設中で、現在は完成し、発酵槽も6基から11基、蒸溜器も初溜、再溜共に1基ずつ増やしている。これで生産量は2倍となった。製造については麦芽は引き続きポートエレンから仕入れており、発酵時間は64時間程、蒸溜器は再溜釜の方が大きく2回分のローワインと一緒に蒸留させている。また、アイラ島では唯一精留器が再溜釜に取り付けられており、この還流効果によってピートだけではない、複雑な味わいを引き出している。
設立年 | 1815 |
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創業者 | ジョン・マクドゥーガル |
所有者 | LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン) |
ゲール語 | 小さな丘 |
発酵槽 | オレゴンパイン11 | |
蒸溜器 | 初×2,再×2 | |
仕込み水 | ウーガダール湖 |
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