創業は1790年とハイランドでは2番目に古い蒸溜所である。実質的には1872年にウィックとインバネスを結ぶ新線が出来る際に隣接に生産を移した。ロス家が長年経営を担うも1911年に閉鎖に追い込まれている。1996年にインバーハウス社が買収しそれ以降、インバーハウスのブレンデッドウイスキー「インバーハウス」の主要原酒を生み出す蒸溜所として知られている。現在の経営については、2001年よりタイ・ビバレッジズに売却され、2006年にインターナショナル・ビバレッジ・ホールディングスが買収した。インバーハウス時代は蒸留年が記載されているシングルモルトウイスキーをリリースしていたが、現在は、12・15・18・25年の熟成年数表記のシングルモルトがリリーされている。飲みやすくでバランスもよいシングルモルトだが日本だと、認知度が低すぎるために一部のコアファンが知る程度だろう。

	発酵槽	木桶6
	蒸溜器	初×1,再×1
	仕込み水	オルト・ドレッグ