グレンスコシア 蒸溜所

Glen Scotia Distillery

グレンスコシア 蒸溜所

Glen Scotia Distillery

かつてはウイスキーの一大産業地であったキャンベルタウンは、海運主体から陸運(鉄道網の発展)への「移動・輸送」の高速化に乗り遅れた。実際にこのキンタイア半島の南端の町に陸路で向かうには隘路をひたすら運転する必要がある。アメリカの20世紀前半の禁酒法で粗悪なウイスキーを販売していたことで評価が下がった背景もあり、現在は、グレンスコシア、スプリングバンク、グレンガイルの3つの蒸溜所しかキャンベルタウンにはない。とはいえ、ここ20年を振り返るとスプリングバンクが実質的なキャンベルタウンモルトだった。(グレンガイルがスプリングバンクの兄弟分)正直、グレンスコシアは決して評価の味わいではなかったし生産量もわずかで、20世紀後半は一時閉鎖の状況だった。しかしながら、2019年から中国の投資会社、ヒルハウス・キャピタルマネジメント社がグレンスコシアとロッホローモンドを買収したことにより、相当の投資を行い、品質の向上と定番品、長期熟成品を立て続けリリースしている。

設立年 1832
創業者 スチュワード・ガルブレイズ
所有者 ヒルハウス・キャピタル・マネジメント
ゲール語 スコット族の谷
発酵槽 ステンレス9
蒸溜器 初1×再1
仕込み水 クロスヒル湖

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